|  | 健康と病気 >  | がん | 脳腫瘍

脳腫瘍患者への支援ガイド

医療的治療

脳腫瘍の診断後、まずは腫瘍の状態や患者さんの年齢・全身状態に応じて、腫瘍内科医、脳神経外科医、放射線腫瘍医など複数の専門医がチームで治療方針を検討します。栄養士やソーシャルワーカー、理学療法士がサポートに加わることもあります。治療法は主に手術、放射線療法、化学療法です。手術前に腫瘍の浮腫を抑えるステロイド(デキサメタゾン)や、発作予防の抗痙攣薬(カルバマゼピン)を投与することがあります。

手術

腫瘍が周囲の重要な組織を傷つけずに切除できる場合は、外科的切除が第一選択となります。従来の開頭手術では頭蓋骨を開いて腫瘍組織を直接除去します。一方、ステレオタクティック放射線手術(ガンマナイフやサイバーナイフなど)では、CT・MRIで正確に腫瘍位置を特定し、高精度の放射線で腫瘍を破壊します。頭蓋骨を開かないため、合併症が少なく回復が早いという利点があります。

放射線療法

手術が適さない場合や手術後の補助として、放射線療法が行われます。外部照射(外部放射線療法)では、数分間の照射を週3〜5回、1〜2か月続けます。体内照射(インプラント放射線療法)では、放射性カプセルを腫瘍内に埋め込み、徐々に放射線を放出させて腫瘍を死滅させます。周囲組織への影響を最小限に抑えることが目指されます。

化学療法

化学療法は、強力な抗がん剤を一定期間ごとに投与し、腫瘍細胞の増殖を抑制します。経口、静脈内、または脳脊髄液ドレーンを通じて投与されますが、長期間の連続投与は難しく、通常は1〜数週間ごとに「サイクル」と呼ばれる投与を行い、サイクル間に休薬期間を設けます。その間に腫瘍の経過を観察し、次の治療方針を決定します。吐き気、食欲不振、脱毛など副作用が多く、患者さんの生活の質に影響を与えることがあります。

以上が脳腫瘍患者に対する主な治療プロセスです。治療は個々の状態に合わせてカスタマイズされ、専門チームとの綿密なコミュニケーションが重要です。

脳腫瘍 - 関連記事