|  | 健康と病気 >  | がん | 脳腫瘍

脳核(大脳核)とは何か?

大脳核(cerebral nuclei)は、大脳皮質の内部に存在する神経細胞体の集合体で、認知・運動・感覚など多様な機能に関与します。大脳皮質が主に樹状突起とシナプスからなる外層であるのに対し、大脳核は内部の「本体」として位置づけられます。

主な大脳核

1. 基底核(Basal Ganglia)

基底核は大脳深部にある相互に連絡し合う核群で、尾状核、被殻、淡蒼球などから構成されます。運動制御、習慣形成、強化学習に重要な役割を果たします。

2. 視床(Thalamus)

視床は大脳の中心に位置する大きな核で、体からの感覚情報を大脳皮質へ中継します。また、意識、睡眠‑覚醒サイクル、運動制御にも関与します。

3. 視床下部(Hypothalamus)

視床下部は視床のすぐ下、脳底にある小さな核です。体温調節、空腹・渇き、睡眠‑覚醒リズム、ホルモン分泌など生命維持に不可欠な機能を統括します。

4. 扁桃体(Amygdala)

扁桃体は側頭葉深部に位置する核の集合体で、特に恐怖や怒りといった感情の処理、動機付け、記憶形成に関与します。

5. 海馬(Hippocampus)

海馬は内側側頭葉にあるC字形の構造で、長期記憶の形成と固定に中心的な役割を担います。

6. habenula(habenula)

habenulaは視床上部にある対になった小さな核で、報酬評価、嫌悪感、睡眠調節などに関与します。

7. 赤核(Red Nucleus)

赤核は中脳に位置し、運動制御と協調に関与します。

これらの大脳核はそれぞれ特有の機能を持ち、相互に結びついた神経回路を形成して、認知・感情・運動といった多様な脳活動を支えています。

脳腫瘍 - 関連記事