アロマシン(エキセメスタン)とはどのような治療法ですか?
アロマシン(エキセメスタン)は、乳がん患者のホルモン療法に用いられるアロマターゼ阻害薬です。放射線療法、化学療法、手術などでがんが治療された後に、補助的(アジュバント)治療として投与されます。
アロマシンの作用機序
エストロゲン受容体陽性乳がんは、エストロゲンの産生によって増殖します。アロマシンは、アンドロゲンをエストロゲンに変換するアロマターゼという酵素を阻害し、閉経後の女性におけるエストロゲンの主な供給源である芳香化(アロマタイゼーション)を抑制します。
アロマシンを使用できる患者
アロマシンは、閉経後のエストロゲン受容体陽性乳がん患者を対象としています。投与を受けるには、まずタモキシフェンというエストロゲン拮抗薬で2〜3年間の治療を完了している必要があります。早期乳がんの患者だけでなく、タモキシフェン治療後に転移した進行乳がん患者にも使用されます。
副作用
アロマシンの主な副作用は、ほてり(ホットフラッシュ)と吐き気です。多くの患者で軽度であり、対処しやすいとされています。まれに頭痛、骨や関節の痛み、倦怠感といった重篤な副作用が報告されることもあります。
臨床試験の結果
オハイオ州北東部大学医学部の研究では、タモキシフェン治療を終了した後にアロマシン療法を開始した患者の乳がん再発率が約3分の1に低下したことが示されました。研究対象群の再発率はわずか9%でした。
