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がん治療に役立つハーブ

がんを奇跡的に「治す」単一のハーブは存在しませんが、免疫機能の向上や解毒、がん細胞の破壊といった体内プロセスをサポートするハーブは複数あります。米国食品医薬品局(FDA)によれば、疾病を「治す」ことができるのは薬剤だけです。本記事で紹介するハーブは、単独でがんを根治することを目的としたものではありません。

ニンニク

ニンニクは体内での発がん物質の生成を抑制する作用があります。発がん物質は大気汚染、炭火焼き肉、加工食品、家庭用洗剤など様々な経路で体内に取り込まれます。ニンニクに豊富に含まれる硫黄は解毒作用を助けます。

キャットクロー(ヤマブドウ)

キャットクローは熱帯雨林に自生する木質のつる植物です。樹皮には免疫機能を高め、抗腫瘍効果を示す成分が含まれています。免疫細胞の数が過剰でも不足でもバランスを整える独特の作用があります。お茶、チンキ、カプセルなどで摂取できます。

ミスルトウ(ヨーロッパミスルトウ)

ミスルトウは欧州でがん治療に利用されることが多い植物です。ミスルトウに含まれるレクチンはがん細胞を毒し、免疫系を活性化します。自然免疫のNK細胞活性を5〜10倍に高めることが報告されています。動物実験では、ミスルトウ抽出物がメラノーマの肺転移を80%抑制しました。

ヨーロッパミスルトウのみが内部摂取に安全で、アメリカミスルトウは有毒です。膀胱、性器、消化管のがんに効果があり、手術不能例でも使用されています。投与方法は注射が一般的ですが、経口粉末やチンキでも利用され、がんの種類に応じて選択されます。

マイタケ(舞茸)

マイタケはアダプトゲンで、ストレス適応と感染防御を助けます。マイタケ抽出物は免疫機能を大幅に向上させ、腫瘍の形成と増殖を抑える多糖類を含みます。試験管内では免疫細胞活性が140〜186%上昇し、動物実験では腫瘍形成が86%減少しました。特に乳がん・大腸がんに有効とされ、白血病、肝臓、胃、肺がんでも効果報告があります。

昆布

昆布は腫瘍の血管新生と線維形成を抑制すると考えられています。ヨウ素が豊富で、甲状腺ホルモン(サイロキシン)の生成を調整し、細胞が酸素とグルコースを効率的に利用できるようにします。ヨウ素不足は酸素供給が不十分になり、嫌気性代謝ががんの温床になることが知られています。その他、ジンセン、イチョウ、パウ・ダルコなどもがん対策に有用とされています。

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