多発性骨髄腫患者の栄養ガイド
特徴
多発性骨髄腫は形質細胞(血液中の白血球の一種)ががん化した疾患です。がん細胞は骨髄や骨組織に蓄積し、主に高齢者やアフリカ系アメリカ人に多く見られます。完治は難しく、治療は症状のコントロールを目的とします。
症状
初期症状として骨の痛み、骨折、倦怠感、体重減少、頻繁な感染が挙げられます。形質細胞が白血球に影響を与えるため感染症にかかりやすく、骨が弱くなるため骨折が起こりやすいです。
食事のポイント
治療中は食欲低下や口内炎、吐き気、嘔吐などで栄養摂取が困難になることがあります。カロリーとたんぱく質を多く含む食品(牛乳、チーズ、卵など)を中心に、十分な水分も摂りましょう。液体栄養ドリンクは手軽でおすすめです。一方、食物繊維が多い食品は下痢や口内炎を悪化させる可能性があるため控えめに。
栄養の効果
高カロリー食は過度な体重減少を防ぎ、倦怠感や虚弱感の軽減につながります。たんぱく質は筋肉の維持・再建に不可欠で、治療によって失われた健康な細胞の回復を助けます。
留意点
食事が困難、体重が減少していると感じたら速やかに医師や管理栄養士に相談してください。個別の食事プランを作成し、治療前に調理しやすい食品や冷凍・常温保存できる食材、液体栄養ドリンクを備蓄しておくと安心です。調理の手間が少ないほど、治療中でも食事を続けやすくなります。
