ステージ4がんの余命と生存率
ステージ4がんの余命とは
がんが診断されると、医師は通常「ステージ」という数値で進行度を示します。ステージ1は早期で侵襲性が低く、ステージ4は最も進行した状態です。そのため、ステージ4がんについては余命や生存率が重要な話題となります。
ステージ4がんの5年生存率が最も低いがん種
米国SEERプログラム(National Cancer Institute)が実施した「成人がん生存率」調査によると、ステージ4での5年生存率が最も低いのは膵臓がんで、わずか4.4%。
次いで中皮腫が7.2%、肝臓がんが10.2%、食道がんが13.8%と続きます。
ステージ4がんの5年生存率が最も高いがん種
同調査で最も高い5年生存率を示したのは精巣がんで、95.5%。
次点は甲状腺がん(93.9%)で、リップがんと内分泌系がんはともに91%の生存率でした。
人種別のステージ4がん5年生存率(最高)
白人は全体で95.8%と最も高く、黒人は非上皮性皮膚がんで94.7%、アジア系は甲状腺がんで94.0%の生存率を示しました。
人種別のステージ4がん5年生存率(最低)
白人・黒人・アジア系すべてで、最も低い生存率は膵臓がんでした。白人・黒人は4.4%、アジア系は4.8%。
調査の背景と意義
SEERは米国国立がん研究所(NCI)が運営するがん統計プログラムです。本調査は1988年から2001年に診断された20歳以上の成人(白血病・リンパ腫・胎盤がんは除外)を対象に、ステージ4がんの5年生存率を解析しました。
全体として白人患者の5年生存率は65%で最も高く、アジア系は54%で最も低い結果となりました。興味深いことに、調査期間中に最も診断件数が多かった肺・乳腺・大腸・前立腺がんは、最高・最低の生存率に含まれていませんでした。
まとめ
がんの種類や患者の人種によって、ステージ4での余命は大きく異なります。膵臓がんのように極めて低い生存率のがんもあれば、精巣がんのように高い生存率が期待できるがんもあります。最新の統計を参考に、適切な治療や支援を検討することが重要です。
