カペシタビン(Capecitabine)の副作用とは
カペシタビンは、乳がんや大腸がんなどの特定のがん治療に用いられる経口化学療法薬です。DNA・RNA合成を阻害し、がん細胞の増殖を抑えて腫瘍を縮小させます。
使用中には軽度から重度まで様々な副作用が報告されています。以下に主な副作用と頻度、対処法をまとめました。
消化器系の副作用
- 下痢(約50%)
- 吐き気(44%)
- 嘔吐(26%)
- 口内炎(23%)
- 腹痛(17%)
- 便秘(9%)
- 消化不良(6%)
多くは軽度ですが、症状が持続したり悪化した場合は速やかに医師に相談してください。
血液系の副作用
- 白血球減少(58〜94%)
- 貧血(44〜74%)
- 血小板減少(15〜21%)
特に白血球が減少すると感染リスクが高まります。約20%の患者で白血球産生が低下すると報告されています。
皮膚・粘膜の副作用
- 手足症候群(35〜45%)
- 皮膚炎(23〜31%)
- 爪や毛髪の異常、脱毛、発疹、かゆみ
- 悪性様病変、放射線リコール皮膚炎、色素沈着、皮膚の腫脹・炎症
アレルギー反応
重篤なアレルギー反応が起こることがあります。主な症状は、顔・口・舌の腫れ、重度の発疹、血便・血性下痢、胸痛、尿量減少、口渇、心拍数の増加・不整、発熱・悪寒、嘔吐、脚の痛み、しびれ・感覚異常、情緒不安定、異常出血・あざ、倦怠感、視覚障害、皮膚の色変化などです。
その他の副作用
- 四肢の疼痛、食欲不振(約20%)
- 脱水、しびれ感(約12%)
- 頭痛、めまい、不眠
- 疲労、眼の刺激感、むくみ、胸痛、筋肉痛、発熱
これらの症状が重篤または持続する場合は、直ちに医療機関を受診し、投薬の中止や用量調整が必要になることがあります。
