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凍結アブレーションの副作用とリスク

凍結アブレーションは、がん組織を凍結して破壊する治療法です。メイヨークリニックによれば、細い針(クリオプローブ)を皮膚の切開部から腫瘍内に挿入し、アルゴンガスを極低温で流すことで腫瘍を凍結します。その後、別のガスで組織を再加熱し、凍結と解凍を数回繰り返すことでがん細胞を死滅させます。この手技は効果的ですが、いくつかの副作用やリスクが伴います。

回復期間

凍結アブレーション後は、プローブを挿入した箇所に小さな切開痕が残りますが、外科的切除に比べて回復は格段に早いです。合併症がなければ、入院は最短で1日程度で済むことがあります。メイヨークリニックの報告によると、腎臓がんに凍結アブレーションを受けた患者は、手術後約2年半がんが再発しないという結果が得られています。

稀な副作用

  • 出血、感染、腫瘍周囲組織の損傷が起こることがあります。
  • 子宮がんに対して行った場合、子宮壁に穴が開く(子宮穿孔)のリスクがあります。
  • 前立腺がんに対して行うと、性器の痛みや腫れ、血尿、尿失禁、勃起不全が生じることがあります。

リスク

  • 肝臓の凍結アブレーションでは胆管が損傷する可能性があります。
  • 腎臓の場合、尿管や集合系が損傷することがあります。
  • 前立腺での施術は直腸損傷のリスクを伴います。
  • 腹部内で凍結すると腸壁が穿孔し、腸内容物が腹腔に漏れることで重篤な感染を引き起こすことがあります。
  • 横隔膜付近の凍結は肺に液体がたまる(胸水)や肺の虚脱を招く恐れがあります。

合併症

  • 前立腺凍結アブレーション後に勃起不全が起こることがありますが、神経が再生すれば改善する場合があります。
  • 尿道の壊死組織が尿道を塞ぎ、排尿障害を引き起こすことがあります。
  • 手術中の麻酔や投薬に起因する合併症も考慮が必要です。

危険信号

手術後に発熱(101°F=38.3℃以上)が1日以上続く場合は感染のサインですので、速やかに医師の診察を受けてください。また、膀胱や腸の機能障害(漏れ、嘔吐、骨盤痛の増強)を感じた場合も緊急の受診が必要です。

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