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自己幹細胞移植(自家造血幹細胞移植)

骨髄移植には、同種移植(ドナーからの幹細胞)と自己移植(患者自身の幹細胞)という2つのタイプがあります。メモリアル・スローン・ケタリングがんセンターによれば、自己移植では患者自身の幹細胞が使用されます。自己幹細胞移植は回復に数か月を要し、副作用が生じることもありますが、特定の状況では命を救うことができます。

事実

  • 骨髄は白血球、赤血球、血小板を産生しますが、さまざまながんにより損傷することがあります。移植は損傷した骨髄を幹細胞で置き換え、健康な血球産生を回復させる目的で行われます。自己移植では患者自身の幹細胞を使用するため、移植片対宿主病(GVHD)などの合併症は起こりません。しかし、シアトルがんケアアライアンスの報告によれば、自己移植を受けた患者は同種移植に比べて再発率が高くなる傾向があります。

適応症

  • 再発率が高いため、自己移植はすべてのがんに適用できるわけではありませんが、適応となるがんもあります。非ホジキンリンパ腫やホジキンリンパ腫は自己移植で治療されることがあります。また、形質細胞のがんである多発性骨髄腫も自己移植の対象となります。

手順

  • 多発性骨髄腫研究財団によれば、幹細胞は通常、末梢血からアフェレーシスという手法で採取されます。まず、幹細胞を血中に放出させる薬剤を投与し、血液を機械に通して幹細胞を分離、残りの血液は患者に戻します。採取した幹細胞は凍結保存されます。その後、患者は高用量化学療法で既存の骨髄を破壊し、凍結保存した幹細胞を体内に挿入した中心静脈カテーテルを通して戻します。

副作用

  • 患者個々に差はありますが、自己幹細胞移植後には多くの方が副作用を経験します。主に移植前に行われる高用量化学療法が原因で、皮膚の発疹や口内炎(粘膜炎)などが頻発します。倦怠感、下痢、嘔吐も起こり得ます。また、ほとんどの患者で体毛が部分的または全体的に抜けます。副作用を軽減するための薬剤も使用されます。

回復

  • エンガフト(定着)は、移植された幹細胞が働き始め、正常な白血球、赤血球、血小板を産生することを指します。ペンシルベニア大学のデータによれば、定着は移植後約1週間から12日で確認されますが、血液数値が正常範囲に戻るまで数週間かかることがあります。食欲や体力の回復には数か月要することもあります。患者は体調に合わせて徐々に日常生活を再開すべきです。

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