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膠芽腫(グリオブラストーマ)の治療法

膠芽腫(グリオブラストーマ)は、脳にできる急速に増殖する悪性腫瘍です。成人に多く見られ、子どもでは比較的稀です。予後は腫瘍の大きさ・位置、患者の全身状態などに左右され、根治は難しく、生存率は低いです。そのため、治療は腫瘍の縮小・除去と症状緩和を目的とします。

手術

腫瘍が小さい場合は、外科手術で腫瘍の全部または一部を切除できることがあります。ただし、脳は生命維持に不可欠な組織であるため、手術には感染や出血、神経機能障害などのリスクがあります。腫瘍が大きいほど手術の難易度とリスクは高まります。

化学療法

化学療法は腫瘍のサイズを縮小し、症状を軽減する目的で行われます。特に、放射線と併用するテモゾロミドは、中央値生存期間の延長に効果があるとされています。投与は経口または静脈注射で行われ、主な副作用は吐き気、嘔吐、脱毛などです。

放射線療法

高エネルギー粒子(X線)を用いてがん細胞を死滅させます。外部照射は腫瘍部位に集中的に照射でき、手術後に残存細胞が懸念される場合は全脳照射が行われることもあります。主な副作用は頭痛や倦怠感です。

標的薬物療法

がん細胞の特定の異常を阻害する薬剤を使用します。例として、アバスチン(ベバシズマブ)は2009年5月にFDAの承認を受け、血管新生を抑制して腫瘍への血流を遮断し、がん細胞を死滅させます。肺癌・乳癌・大腸癌などでも使用されています。

臨床試験

新しい手術法や薬剤の臨床試験は、患者に治療の選択肢や生存期間の延長の可能性を提供します。ただし、承認前の治療法は効果や安全性が完全に確認されていないため、保証はありません。

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