妊娠中に見つかる子宮頸がんとその対策

性的パートナーが多い、長期間の経口避妊薬使用、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染、パップスメアで異常が出た経験がある女性は、子宮頸部がんになるリスクが高まります。このがんは妊娠前・妊娠中・産後のいずれでも発症する可能性があります。

影響

  • ウィリアム・リッチ医師によれば、子宮頸部の異常自体が妊娠に直接影響を与えることは少ないとされています。ただし、がんの有無を確認するために早期の検査は重要です。

診断の種類

  • 子宮頸部の問題が疑われる場合、まずはコルポスコピー(膣鏡検査)で詳細な観察を行い、浸潤性がんの有無を判断します。

考慮すべき点

  • 前がん状態(異形成など)と診断された場合、リッチ医師は出産後6週間まで治療を延期できると述べています。

検査方法

  • 子宮頸がんの確定診断には、生検や円錐切除(コーンバイオプシー)が必要です。これらは妊娠中でも実施可能です。

検査のタイミング

  • 流産リスクが比較的低い第二妊娠期(妊娠13〜27週)前半に生検を行うのが推奨されます。第一妊娠期では流産リスクが約20%と高く、第三妊娠期になると子宮頸部操作が陣痛を誘発する可能性があります。

治療方針

  • 妊娠中に子宮頸がんと診断された場合、基本的には非妊娠者と同様の治療が行われますが、胎児の成熟度を考慮し、治療開始は妊娠24週以降に遅らせることが一般的です。必要に応じて早産や帝王切開での分娩が検討されます。

子宮頸がん - 関連記事