子宮頸がんのステージとその特徴
子宮頸がんは女性の生殖器に影響を及ぼす疾患で、子宮の下部(子宮頸部)にがんが発生し、進行すれば他の臓器へ転移します。がんのステージは、病状の進行度合いを示し、治療方針の決定に重要です。ステージ0はがんがまだ非常に初期段階であることを示し、ステージIVは遠隔転移が認められる最終段階です。
ステージ0(上皮内癌)
- 子宮頸部の内層に異常細胞が見つかります。この細胞は将来的にがん化し、近くの組織に侵入する可能性があります。ステージ0は「上皮内癌(carcinoma in situ)」とも呼ばれます。
ステージI
- がんが子宮頸部に限局しています。ステージIはIAとIBに分けられ、IAは顕微鏡下でのみ確認できる微小がん、IBは肉眼でも確認できる小さながんです。
ステージII
- がんが子宮頸部を越えて広がっていますが、骨盤壁や膣の下部(膣下三分の一)には到達していません。近傍組織への浸潤程度でIIA・IIBに分類されます。
ステージIII
- がんが膣の下三分の一まで浸潤し、骨盤壁や腎臓に影響を及ぼす可能性があります。IIIはIIIA・IIIB・IIICに細分化されます。
ステージIV
- がんが膀胱や直腸、さらには肝臓や肺といった遠隔臓器へ転移した最終段階です。
