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化学療法で毛包が永久に損傷し、脱毛が起こることはあるのか?

化学療法は増殖の速いがん細胞だけでなく、毛包などの健康な細胞も攻撃し、脱毛(脱毛症)を引き起こします。通常、この脱毛は一時的で、治療終了後数週間で毛が再び生え始めますが、まれに永久的な脱毛が起こることがあります。

化学療法とは

通称「化学療法(チ chemo)」は、強力な化学薬剤を用いて主にがんなどの重篤な疾患を治療します。細胞分裂が速いがん細胞を死滅させることが目的ですが、同時に毛包細胞などの正常細胞も影響を受けやすく、脱毛が代表的な副作用の一つです。使用する薬剤や投与量により副作用の程度は異なります。

研究概要

『Bone Marrow Transplantation』誌に掲載された研究では、高用量のシクロホスファミド、チオテパ、カルボプラチン(CTC)を用いた化学療法後に、稀に永久脱毛が観察されたと報告されています。

研究の詳細

この不可逆的な化学療法誘発性脱毛のメカニズムは未解明です。研究によれば、骨髄を除去する目的で使用される高用量のブスルファンとシクロホスファミドを組み合わせ、さらに骨髄移植を行ったケースで発生したとされています。

患者の結果

CTC療法を2〜3回実施し、その後細胞移植を受けた男女24名を対象とした調査では、8名が永久脱毛を経験し、9名は不完全または細くなった毛の再生にとどまり、残りの7名は正常な毛の成長に戻りました。通常、CTCを1回だけ受けた患者は治療終了後6か月以内に完全に毛が回復します。

考察

永久脱毛は生命を脅かす疾患の二次的な結果として起こり得ますが、患者の治療最適化や治療後の生活の質を考慮する際に、そのリスクを評価に入れる必要があります。

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