がん治療に用いられるタキソール(パクリタキセル)
起源
タキソール(一般名パクリタキセル)は、太平洋イチイ(Pacific yew)の樹皮から抽出された植物アルカロイドです。OncoLinkによると、同薬はこの天然由来の成分を基に開発されました。
作用機序
タキソールは細胞分裂(有糸分裂)を阻害し、がん細胞の増殖を抑制します。微小管の安定化により、有糸分裂の進行が止まり、がん細胞の増殖が遅延または停止します。
適応がん種
タキソールは、膀胱がん、乳がん、子宮頸がん、子宮体がん、頭頸部がん、肺がん、卵巣がん、カポジ肉腫、白血病など、さまざまながんの治療に使用されています(OncoLink参照)。
投与方法
主に静脈内注射(IV)で投与され、3時間かけて投与することが一般的です。米国がん協会(ACS)では、3週間ごとに1回の投与スケジュールが標準とされています。一部の腫瘍科医は、週1回の少量投与を選択することもあります。
副作用
主な副作用には、軽度の吐き気・嘔吐、四肢のしびれやチクチク感、下痢、脱毛、白血球・赤血球の減少、皮膚のかゆみ・発熱・潮紅などのアレルギー反応があります(ACS)。
