小児における化学療法の副作用と対処法
化学療法は患者ごとに異なり、錠剤や静脈注射で投与されます。がん細胞を破壊するため体への影響は大きいですが、ほとんどは短期間で回復します。以下は子どもが経験しやすい主な副作用と、家庭でできる対処法です。
骨髄機能障害
化学療法により骨髄の造血細胞が抑制され、血球の再生が遅れます。結果として貧血や免疫低下が起こります。
一般的な症状
- 脱毛
- 吐き気・嘔吐
- 発熱や悪寒などのインフルエンザ様症状
- 倦怠感(疲れやすさ)
感染症のリスク
体温が38.3℃(101°F)以上になる、または止まらない出血が見られた場合は、すぐに医療機関を受診してください。がん患者の高熱は重大なサインです。
皮膚の発疹
臀部に発疹や水疱ができやすく、かゆみや痛みを伴うことがあります。亜鉛やタラ肝油を配合した軟膏(例:ベビーローション、デシティン)を塗布すると症状緩和に役立ちます。
食欲低下
食欲が減退し、通常の食事が摂れなくなることがあります。フルーツスムージーやストローで飲める栄養ドリンクなど、飲みやすい形に工夫すると良いでしょう。
白血球減少時の症状
白血球が低下すると、以下のような症状が出やすくなります。
- 排尿時の痛み
- 悪寒・鼻づまり・咽頭痛
- インフルエンザ様症状や咳
これらの症状が現れた場合は、速やかに主治医に相談し、必要に応じて抗菌薬や対症療法を受けてください。
まとめ
化学療法の副作用は個々に異なりますが、早期に症状を把握し適切に対処することで、子どもの生活の質を維持できます。疑問や不安がある場合は、遠慮なく医療スタッフに相談しましょう。
