化学療法中の胃の不調に対処する方法は?
液体の摂取
胃が不快なときは、こまめに水分を取ることが大切です。特に嘔吐が始まったら、脱水を防ぐために大量の液体を飲みましょう。水や無糖ジュースが最適です。1日あたり約2リットル(2クォート)を目安に摂取し、食事中はなるべく飲みすぎないようにしましょう。食事中に大量に飲むと膨満感が増し、吐き気が悪化しやすくなります。
食事のポイント
化学療法専用の「ダイエット」はありませんが、胃に負担をかけない軽めの食事が推奨されます。
- 脂肪分やカロリーが高い食事は完全に避ける必要はありません。治療中は体がエネルギーを消耗しているため、適度な脂質は重要です。バターやオイルで調理し、ソースを添えると摂取しやすくなります。
- 食物繊維が多いパンやパスタは胃を刺激しやすく、吐き気や下痢を悪化させることがあります。繊維質の多い食品は控えめに。
- 好きな食べ物を完全にやめる必要はありませんが、治療中にそれらを食べて吐き気を経験すると、心理的に「この食べ物=嘔吐」と結びつく恐れがあります。無理のない範囲でバランスよく摂りましょう。
制吐薬(抗吐き薬)
医師の処方により、以下のような制吐薬が使用されます。指示通りに服用してください。
- アプレピタント(Aprepitant)
- ドラストロン(Dolasetron)
- プロクロルペラジン(Prochlorperazine)
- パロノセトロン(Palonosetron)
- オンダンセトロン(Ondansetron)
- グラニセトロン(Granisetron)
- ファモチジン(Famotidine)
- ラニチジン(Ranitidine)
生姜の活用法
生姜は自然な制吐成分として有効です。市販のジンジャーエールやジンジャーティーだけでは効果が限定的なことがあります。以下の方法で生姜を取り入れてみてください。
- 乾燥ジンジャーパウダー小さじ1を沸騰したお湯に溶かし、甘味料で味を調える。
- 食事にすりおろした生姜を加える。
- ジンジャーチューやジンジャーディスクなど、乾燥した形態で摂取する。
