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がん化学療法の副作用とは

化学療法は、がん細胞の増殖を抑えるために用いられる治療法です。効果は高いものの、同時に増殖が速い正常細胞も攻撃してしまいます。主に影響を受けやすいのは白血球・赤血球、消化管の粘膜細胞、毛髪の細胞です。副作用の出方は、患者個人の体質、使用する薬剤の種類・用量、投与経路などによって異なります。

好中球減少症(Neutropenia)

白血球が減少することで起こります。感染症に対する抵抗力が低下し、発熱や寒気、鼻づまり、排尿時の灼熱感などが見られます。重度になると、予定された化学療法の実施が困難になることがあります。

貧血(Anemia)

赤血球が減少し、酸素供給が不足します。めまい、イライラ感、倦怠感、血圧低下などが症状として現れます。

血小板減少症(Thrombocytopenia)

血小板数が低下し、出血しやすくなります。治療後6〜10日頃に最も顕著になり、止血が不十分になるため、鼻血や歯茎の出血、血尿・血便、頭痛などが見られます。

脱毛

化学療法で最も頻繁に報告される副作用の一つです。治療開始2〜3週間後に毛髪が抜け始め、頭部だけでなく体毛全体に及ぶことがあります。薬剤によって脱毛の程度は異なりますが、治療終了後に髪は再び生えてきます。

吐き気・嘔吐

昔は最も辛い副作用とされましたが、現在は抗嘔吐薬の進歩により軽減されています。急性(治療直後)と遅発性(治療後数時間~数日)の両方があり、複数の薬剤を併用する場合に起こりやすくなります。

口内炎(粘膜炎)

口腔や食道、胃腸の粘膜細胞が損傷されることで起こります。治療開始から約10日以内に潰瘍ができ、感染リスクや発話困難、嚥下障害を招き、栄養不良や体重減少につながります。

味覚変化

治療やがん自体の影響で味覚が変化します。甘味への嗜好が増減したり、トマト系への嫌悪感、金属味が持続したりします。その結果、食事の摂取量が減り、体重変化や栄養状態の悪化を招くことがあります。

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