化学療法注射(ショット)に伴う副作用と対策
化学療法は、医師の指示に従いインフルエンザワクチンのように注射で投与されることがあります。注射には、がん細胞の増殖や転移を抑えるために、2〜4種類の抗がん剤が組み合わされます。投与レジメンは主治医が決定し、ドキソルビシン(アドリアマイシン)、シクロホスファミド(シトキサン)、パクリタキセル(タキサン)、ドセタキセル(タキソテール)、トラスツズマブ(ヘルセプチン)、フルオロウラシルなどが用いられます。これらは単回投与、あるいは放射線療法やホルモン療法の前に順次投与されます。
疲労感・疼痛
- 化学療法は体内の資源を大きく消耗し、極度の倦怠感や喉・口・歯茎の痛み、神経・筋肉・腎臓・膀胱・腸の障害を引き起こすことがあります。
血液成分の減少
- 抗がん剤は骨髄機能に影響し、赤血球・白血球の産生が低下します(貧血・好中球減少)。次回投与までに通常2〜3週間の回復期間が必要です。
出血・あざ
- 血小板数が減少するため、出血しやすくなったりあざができやすくなります。
脱毛・体重変化
- ほとんどの抗がん剤併用療法で脱毛が起こります。また、急激な体重減少から過度な体重増加まで、体重変動が見られることがあります。
記憶障害(いわゆる "chemo‑brain")
- 認知機能が低下し、思考がぼんやりしたり、短期記憶が失われやすくなります。名前を思い出すのが困難になることもあります。
閉経様症状(女性)
- 女性患者はホルモン産生が低下するため、ホットフラッシュや不眠などの閉経様症状が現れることがあります。症状は一時的なものから永久的なものまで様々です。
