アバスチンとフォルフォックス併用療法による結腸直腸がん治療
概要
フォルフォックスは、葉酸誘導体(フォリン酸)、フルオロウラシル、オキサリプラチンを含む静脈内化学療法薬です。アバスチンはベバシズマブという薬剤のブランド名で、こちらも静脈内で投与されます。
作用機序
フォルフォックスはがん細胞がDNAを複製するのを阻害し、増殖を止めて最終的に細胞死へ導きます。一方、アバスチンはがん細胞に必要な血管新生を抑制し、栄養供給を遮断してがん細胞の死滅を促進します。
適応症
米国がん協会によれば、アバスチンとフォルフォックスの併用療法は主にステージ3・ステージ4の結腸直腸がんに用いられます。手術で腫瘍を除去した後に補助的に使用されることもあります。
治療期間
がん研究UKの情報では、フォルフォックスは通常2週間ごとに静脈注射を行い、最大12回(約24週間)投与されます。アバスチンの投与頻度はがんのタイプや患者の状態により異なります。
副作用
フォルフォックスの主な副作用は、感染症リスクの増大、倦怠感、呼吸困難、容易にあざができることなどです。アバスチンに関連する副作用としては、げっぷ、鼻血、平衡感覚の低下、下痢、口渇、脱毛、胸焼け、消化不良、体重減少などが報告されています。
留意点
米国がん協会の統計によると、ステージ4の直腸がん患者の5年生存率は約7%、結腸がん患者は約8%です。一方、ステージ3のがんでは、直腸がんの5年生存率は約56%、結腸がんは44%~83%と比較的高くなります。
