結腸がんの手術方法と流れ
手術の選択肢
早期の結腸がんはほとんどの場合、外科的に除去されます。最も一般的なのは部分切除(結腸切除術)で、がん組織と周囲の少量の結腸・リンパ節を取り除き、残りの結腸を縫合して腸の機能を維持します。症例によっては、短期間の人工肛門(コロストミー)を設置して腸が回復するまでの間、排泄物を袋に受け止めます。入院期間は通常5〜7日です。
早期がんの手術
極めて早期のがんやポリープは、開腹せずに内視鏡(大腸鏡)で切除できる場合があります。大腸鏡を用いたポリ切除や粘膜切除は、侵襲が少なく回復も早いです。
結腸切除術(コレクタミー)
結腸切除術には主に2つの方法があります。
- 開腹結腸切除:腹部に大きな切開を行い、直接手術する方法。回復に時間がかかります。
- 腹腔鏡下結腸切除:数か所の小さな切開と専用器具で行う低侵襲手術。入院期間や術後痛みが短縮されます。
部分切除と全切除の違い
部分切除はがんが存在する結腸の一部とその周囲組織だけを除去し、残りの結腸を再接合します。小さながんであれば腸機能をほぼ維持できます。全切除は結腸全体を除去し、人工肛門(ストーマ)を作ります。ストーマは腹壁に開口部を設け、排泄物は専用のオステオミーバッグに集めます。
副作用と合併症
手術後の主な副作用は、数日間続く疼痛や食欲低下です。稀に血栓、出血、臓器損傷が起こります。また、腸管が完全に縫合されていない場合は漏出し感染リスクがあります。術後に腹部内で癒着が生じ、腸閉塞を引き起こすこともあります。
