肝転移した進行直腸癌の治療法まとめ
主な治療法
- 全身化学療法:肝転移に対しては、FOLFOXやFOLFIRIなどのレジメンが標準です。分子標的薬(例:ベバシズマブ)や免疫チェックポイント阻害薬が併用されることもあります。
- 外科的切除:転移が少数で切除可能な場合、肝部分切除や腫瘍切除が行われます。術前・術後に化学療法を併用することで生存率が向上します。
- 内部放射線療法(ブラキセラピー):放射性物質を腫瘍部位に一時的に埋め込み、高線量の放射線を周囲組織への影響を最小限に抑えて照射します。
手術の限界
肝臓に多数の転移病変や大きな腫瘍がある場合、外科的切除が困難です。その際は非外科的治療が選択肢となります。
非外科的治療オプション
- ラジオ波焼灼(RFA):高周波電流で腫瘍を熱破壊します。
- 凍結療法(クライオアブレーション):極低温で腫瘍細胞を凍結・破壊します。
- レーザー蒸散(光凝固):レーザー光で腫瘍組織を焼灼します。
治療選択時の留意点
肝転移した直腸癌は根治が難しく、治療は症状緩和と生存期間延長を目的とします。患者の全身状態、転移の範囲、既往の治療歴を総合的に評価し、最適な治療戦略を立てることが重要です。
