結腸直腸がんの原因
結腸は体内に約1.5メートル(約5フィート)ある大きな臓器で、消化管の大腸から直腸にかけて伸びています。そのため、結腸がんは「大腸がん」や「結腸直腸がん」と呼ばれることがあります。
意義
がん細胞は、体のどの部位であっても、正常な細胞増殖を超えて増えることが根本原因です。がんごとに特有のリスク因子はありますが、必ずしも単一の原因が特定できるわけではありません。
大腸がんの原因のひとつ:炎症性腸疾患(IBD)
炎症性腸疾患(IBD)のうち、潰瘍性大腸炎は大腸がんのリスクを高めることが知られています。潰瘍性大腸炎は腸内に潰瘍や炎症を引き起こし、腹痛や下痢を伴います。かつてはストレスが原因と考えられていましたが、現在は病原体や免疫系の乱れ、遺伝的要因が関与しているとされています。
潰瘍性大腸炎と大腸がんの関係
がんは細胞の過剰増殖が土台となります。結腸内で細胞が過剰に増えると、ポリープと呼ばれる細胞の塊が形成されます。これが長期間にわたって炎症にさらされると、悪性転換のリスクが高まります。
ポリープ、潰瘍性大腸炎、そして大腸がん
結腸のポリープすべてががんになるわけではありませんが、ポリープが多数存在すると消化管の機能障害やがん化の可能性が増します。定期的な内視鏡検査でポリープを早期に発見・除去することが重要です。
予防と生活習慣のポイント
大腸がんのリスクを下げるための具体的な対策は次の通りです。
- 高脂肪食を控える
- 定期的な運動を取り入れる
- 適正体重を維持する
- 喫煙と過度の飲酒を避ける
- 定期的に大腸内視鏡検査を受ける
これらの生活習慣改善と定期検診により、ポリープの形成や潰瘍性大腸炎による炎症を抑え、大腸がんの予防につなげることができます。
