結腸がん・肝臓がんの治療法は?
結腸がんと肝臓がんは同時に発症することがあります。治療法は腫瘍の大きさ、がんのステージ、患者の全身状態などに基づいて選択されます。
手術療法
小さく局所的な腫瘍は腹腔鏡手術で切除できることがあります。小さな切開部からカメラと器具を挿入し、腫瘍を直接視認しながら摘出します。
結腸がんの場合、腫瘍の位置や広がりに応じて部分的または全結腸切除が行われます。必要に応じて周囲のリンパ節や組織も一緒に除去し、術中に凍結切片検査でがんの有無を確認します。腸機能を残すために部分切除が可能な場合はそれを選択しますが、全摘が必要な場合は人工肛門(コロストミー)を作ります。
肝臓腫瘍の約3分の2は手術で切除できません。腫瘍が大きすぎる、または主要血管や他臓器と結合している場合は切除が不可能です。進行例では、出血や疼痛を緩和する緩和的手術が行われます。
がんが他臓器へ転移していない場合、肝移植が有効ですが、ドナー確保に時間がかかります。
化学療法
がんが臓器外へ転移している場合、化学療法が必要です。抗がん剤で残存癌細胞を死滅させ、腫瘍の増殖を抑制します。近年の臨床試験では、肝臓がん患者に対し、腹壁に設置した肝動脈カテーテルから直接薬剤を投与する方法が効果的とされています。
放射線療法
放射線は単独でも、化学療法と併用でも使用されます。手術前に腫瘍を縮小させ、切除しやすくする目的や、手術後の残存がん細胞を除去する目的、さらには症状緩和にも利用されます。
焼灼・凍結療法(アブレーティブ治療)
結腸がん患者の約半数が肝臓に転移します。肝切除が不可能な場合、ラジオ波焼灼や凍結療法が行われます。ラジオ波焼灼は針を腫瘍内に挿入し、熱エネルギーで癌細胞を破壊します。凍結療法は液体窒素や二酸化炭素で腫瘍を凍結し、壊死させます。
治療法は患者ごとの状態に合わせて最適な組み合わせが選択されます。医師と十分に相談し、最適な治療計画を立てましょう。
