リケッツ熱とは何か?
リケッツ熱は、リケッツ菌と呼ばれる細菌が原因で起こる細菌感染症の総称です。これらの疾患は、ダニ、ノミ、シラミ、ダニ類などの節虫類が媒介し、人や動物に感染します。症状や重症度は多様で、軽い発熱から重篤な出血性疾患まで幅広く現れます。
主なリケッツ熱の種類
1. ロッキー山斑点熱(RMSF)
主にロッキー山木ダニやアメリカ犬ダニが媒介します。症状は高熱、激しい頭痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐、そして手首・足首・手のひらに現れる特徴的な発疹です。
2. 発疹チフス(ツィフス)
リケッツ菌の異なる種が原因で、流行性チフス(ヒトシラミが媒介)と鼠チフス(ネズミノミが媒介)の2タイプがあります。共通の症状は発熱、頭痛、発疹、倦怠感です。
3. エールリッヒ症
エールリッヒ属の Ehrlichia chaffeensis や Ehrlichia ewingii が原因で、主にシングルスター・ティックが媒介します。症状は発熱、頭痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐です。
4. アナプラズマ症
アナプラズマ・ファガトフォシルムが原因で、シカダニ(ライム病の媒介でもある)が感染源です。エールリッヒ症と類似した発熱、頭痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐がみられます。
5. リケッツポックス
リケッツ菌 Rickettsia akari が原因で、ハウスマウス・ダニに刺されることで感染します。症状は発熱、頭痛、発疹、そして噛まれた部位にできる黒いかさぶたです。
