急性単球性白血病(AML‑M5)の主な症状と注意点
急性単球性白血病(AML‑M5)は、未熟な白血球が異常増殖する稀な急性骨髄性白血病の亜型です。診断には骨髄検査が必要で、骨髄中の単球系細胞が20%以上、かつそのうち80%以上が単球芽球であることが基準です。以下に、AML‑M5でよくみられる症状をまとめます。
貧血
赤血球が不足すると酸素供給が低下し、慢性的な倦怠感、疲労、めまい、蒼白、寒気などが現れます。貧血はAML‑M5に限らず様々な原因で起こりますが、白血病が原因の場合は赤血球の産生が抑制されていることが多いです。
出血傾向・皮下出血
血小板数が低下するため止血機能が低下し、歯茎や鼻からの出血、皮膚に小さな点状出血(点状出血や紫斑)が起こりやすくなります。重症例では眼球後部や消化管、頭蓋内出血が見られることもあります。
感染症
正常な白血球が癌性の未熟細胞に置き換わると、免疫機能が低下し、感染症が頻繁に起こりやすく、回復も遅くなります。
臓器・リンパ節の腫脹
癌細胞が肝臓や脾臓に浸潤すると臓器が腫大し、腹部の圧迫感や疼痛を感じます。また、リンパ節にも白血病細胞が集積し、腫脹を伴います。進行すると骨髄や関節内にも腫瘍細胞が溜まり、痛みが増すことがあります。
診断と留意点
上記の症状は他の疾患でも見られるため、正確な診断には医師による全身評価と血液検査、骨髄穿刺・生検が不可欠です。検査で白血病細胞の割合と正常な血球(赤血球、白血球、血小板)のバランスが確認されます。
