急性骨髄性白血病(AML)の主な症状と治療法
急性骨髄性白血病(Acute Myeloid Leukemia、AML)は、骨髄内の白血球前駆体が異常増殖する血液がんです。成人に多く見られますが、すべての年齢層で発症します。
主な症状(Identification)
Leukemia and Lymphoma Society が挙げる AML の代表的な症状は以下の通りです。
- 疲労感・エネルギー不足
- 運動時の息切れ
- 皮膚の蒼白
- 歯茎の腫れ
- 切り傷の治癒が遅い
- 皮下に小さな赤い点(点状出血)
- 軽い切り傷でも止まりにくい出血
- 軽度の発熱
- 原因不明の青あざ(打撲痕)
- 骨や関節(膝・股関節・肩)に痛みがある
AML のタイプ(Types)
AML には 8 つのサブタイプがあり、血液や骨髄の細胞検査に基づいて分類されます。分類は以下の要素を総合的に評価して行います。
- がん細胞の成熟度
- DNA 変異の数と種類
- がん細胞と正常細胞の形態的・機能的比較
呼称と概要(Considerations)
AML は以下のような別名でも呼ばれます。
- 急性骨髄性白血病(Acute Myelogenous Leukemia)
- 急性骨髄芽球性白血病(Acute Myeloblastic Leukemia)
- 急性顆粒球性白血病(Acute Granulocytic Leukemia)
- 急性非リンパ性白血病(Acute Nonlymphocytic Leukemia)
「骨髄系」とは、赤血球・白血球・血小板など、成熟した血球を作り出す前駆細胞群のことです。AML はこの系統の細胞が異常増殖することで発症します。
治療法(Prevention / Solution)
AML の初期治療は化学療法が中心です。入院期間中に行う「誘導療法(induction therapy)」で白血病細胞を減少させ、血液数値を正常化させます。血液が正常範囲に戻った段階で寛解(remission)と判断されます。
その後、残存する白血病細胞を除去するために「集合療法(consolidation therapy)」が実施されます。これも入院または外来で行われ、場合によっては骨髄移植が検討されます。
専門家の見解(Expert Insight)
南カリフォルニア大学医学部血液学部のアレン・S・ヤン博士は、AML 診断後に以下の点を重視するよう助言しています。
- 治療実績の豊富な医療機関を選ぶこと
- 化学療法や輸血、骨髄移植など専門的ケアが充実しているか確認すること
- 大規模施設と小規模施設では経験や設備に差があるため、必要な治療が受けられるか事前に調査すること
AML 患者は数か月にわたる化学療法や、場合によっては骨髄移植が必要になることが多いため、信頼できる医療機関の選択が重要です。
