|  | 健康と病気 >  | がん | 肺がん

小細胞肺がんのステージと予後

識別

小細胞癌は主に肺に発生し、症状が出るまでに体内に広がっていることが多い悪性腫瘍です。喫煙が最大のリスク要因とされ、顕微鏡で観察した細胞の形態や転移の様式により「小細胞肺がん」「混合型小細胞・大細胞癌」「結合型小細胞癌」などに分類されます。

限局期(Limited Stage)

癌が片方の肺、肺を囲む胸膜、及び肺周囲のリンパ節にとどまっている状態です。この段階では外科手術や化学療法で根治が期待できるケースがあります。

転移期(Extensive Stage)

癌が肺以外の胸腔や体内の他の臓器へ広がった状態を指します。米国がん協会によると、診断時に転移期である患者は約60%に上ります。治療は症状緩和が中心となり、予後は非常に厳しいです。

TNM分類

米国合同腫瘍委員会(AJCC)が定めたT(腫瘍の大きさ・範囲)・N(リンパ節転移)・M(遠隔転移)による詳細なステージングです。小細胞肺がんでは、治療方針が「限局期」か「転移期」かでほぼ決まるため、TNMは主に限局期の診断補助に用いられます。

生存率

TNMの各項目はステージI〜IVに分類され、IV期は全身に転移した状態です。IV期患者の5年生存率は2%未満と報告されています。

肺がん - 関連記事