IV期肺がんに対する化学療法
はじめに
米国疾病予防管理センター(CDC)のデータによると、肺がんはがん関連死の最大の原因です。IV期(ステージ4)は肺がんの最も進行した段階です。
化学療法の位置づけ
IV期に進行した肺がんは手術での根治が不可能となり、主に化学療法が治療の中心となります。目的は腫瘍の増殖を抑え、患者の生存期間と生活の質をできるだけ延長することです。
治療の仕組み
化学療法は静脈注射により抗がん剤を投与し、がん細胞を直接攻撃します。肺がんでよく使用される薬剤は、カルボプラチン、シスプラチン、ドセタキセル、エトポシド、パクリタキセルなどです。
投与スケジュール
通常、20日ごとに1回、1〜2時間の点滴で投与します。薬剤によっては30分の短時間投与を週1回行うものもあります。
主な副作用
血球減少(赤血球・白血球・血小板)、倦怠感、筋力低下、吐き気、味覚変化、口内炎、下痢、脱毛や抜け毛などが報告されています。
治療上の留意点
疼痛が強い部位や局所的な制御が必要な場合、放射線療法を併用することがあります。
