肺がん患者が抱える呼吸困難とは?
肺がん患者が抱える主な呼吸困難
肺がんの進行度や腫瘍の位置・大きさにより、呼吸に関するさまざまな困難が現れます。代表的な症状とその原因を以下にまとめました。
1. 息切れ(呼吸困難)
腫瘍が気道を狭めたり、横隔膜を圧迫したりすることで、肺への空気の出入りが妨げられ、息がしにくくなります。
2. 喘鳴(ぜんめい)
気道が狭くなると、空気が通過する際に渦を巻き、ヒューヒューと音が鳴ります。これは喘鳴と呼ばれます。
3. 咳
腫瘍が気道を刺激したり、粘液が過剰に分泌されたりすると、持続的な咳が出ます。血痰を伴うこともあります。
4. 胸痛
鋭い痛みから鈍い圧迫感まで様々です。深呼吸や咳、笑うと痛みが増すことがあります。
5. 声のかすれ(嗄声)
腫瘍が再帰喉神経を圧迫すると、声帯の動きが制限され、声がかすれます。
6. 喉頭音(ストライダー)
気管など上気道が著しく狭くなると、高い音が呼吸時に聞こえます。緊急の医療処置が必要です。
7. 仰臥時呼吸困難(起坐呼吸)
横になると肺や気道が腫瘍や胸腔内の液体で圧迫され、呼吸がしにくくなることがあります。
8. 呼吸数の増加(頻呼吸)
進行した肺がんでは、血中酸素が低下し、それを補うために呼吸が速くなることがあります。
9. 睡眠時無呼吸症候群
腫瘍や肺の損傷が睡眠中の呼吸パターンを乱し、閉塞性睡眠時無呼吸を引き起こすリスクが高まります。
症状の重さや現れ方は個人差があります。上記のような症状がある場合は、早めに医師に相談し、正確な診断と適切な治療を受けましょう。
