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唇を構成する組織とは?

1. 表皮 (Epidermis)

唇の最外層は表皮で、重層扁平上皮からなります。角質タンパク質であるケラチンが豊富で、外部環境から保護し水分蒸発を防ぎます。

2. 真皮 (Dermis)

表皮の下に位置する真皮は密な結合組織で構成され、血管・神経・毛包・皮脂腺・汗腺を含みます。皮脂腺は油分を分泌して唇を潤いさせ、汗腺は体温調節に寄与します。

3. 粘膜下層 (Submucosa)

真皮と筋層の間にある粘膜下層は緩やかな結合組織で、血管網と粘液腺が分布しています。粘液腺はムチンという糖タンパク質を分泌し、唇を潤滑に保ちます。

4. 筋層 (Muscularis)

筋層は骨格筋線維が環状・縦走的に配列され、笑う・すぼめる・ぷくりとするなどの唇の動きを可能にします。

5. 粘膜 (Mucosa)

最内層は粘膜で、口腔内を覆う湿った上皮です。表皮と同様の重層扁平上皮ですが薄く柔軟で、咀嚼や発話時の摩擦から保護します。

6. 赤唇境界 (Vermillion Border)

顔面の皮膚と口腔粘膜の境目にあたる赤唇境界は毛包や汗腺がなく、血管が豊富に走るため赤みが目立ちます。

これらの組織が組み合わさることで、唇は独特の外観・質感・機能を持ち、表情・会話・触覚・味覚に重要な役割を果たします。

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