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卵巣がんはどこへ転移するか

卵巣がんの症状と診断の難しさ

卵巣がんは初期段階では特有の症状がほとんどなく、腹部の圧迫感や排尿・排便習慣の変化、骨盤部の痛み、持続的な消化不良やガス、腰痛、月経異常などが見られます。これらは過敏性腸症候群や膀胱炎などと類似するため、診断が遅れがちです。

がんの転移とは

がん細胞は増殖や分裂の制御が失われ、腫瘍を形成すると同時に他の臓器へ侵入し、全身に広がります。卵巣がんの転移は主に3つの経路で起こります。

  • 近傍臓器や組織への直接浸潤
  • 腫瘍細胞が腹腔内に剥がれ落ちる
  • リンパ系または血流を介した転移

局所転移

卵巣腫瘍が近くの臓器や組織へ広がることを局所転移と言います。主な転移先は卵管、子宮、直腸、膀胱です。

遠隔転移

卵巣がん細胞が腹腔を越えて、リンパ系や血流を通じて遠くの臓器へ到達することを遠隔転移と呼びます。腹腔内への浸潤により、胃、大腸、肝臓、腹膜(腹部・骨盤の膜)、横隔膜へ転移することがあります。血流やリンパ系を通じて肺へも転移しますが、血流を介した転移は比較的稀です。

卵巣がんのステージ分類

がんのステージは腫瘍の進行度を示し、治療の難易度と直結します。主な診断手段は大腸鏡検査、腸のX線検査、腹部CTです。

  • ステージI:腫瘍が卵巣内に限局
  • ステージII:卵巣両側または卵管など骨盤内組織へ拡大
  • ステージIII:骨盤外やリンパ節へ転移
  • ステージIV:肺や肝臓など腹部遠隔臓器へ転移

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