膵臓がんのリスク・症状・診断・治療まとめ
膵臓はインスリンを分泌して血糖を調整し、消化酵素を腸へ送り食べ物の分解を助けます。膵臓がんはこの機能を阻害し、インスリン産生が低下して糖尿病を引き起こすほか、黄疸や尿の色変化などの症状が現れます。
リスク要因
- 発症は主に60〜80歳の高齢者に多く見られます。
- 喫煙者は非喫煙者の約2倍のリスクがあります。
- 慢性膵炎や糖尿病の既往歴がある人もリスクが高まります。
兆候・症状
- 初期は無症状で「サイレント疾患」と呼ばれます。
- 進行すると上背部や腹部の痛み、皮膚や眼球の黄染(黄疸)、倦怠感、吐き気・嘔吐、血栓、食欲不振や体重減少などが現れます。
がんの種類
- 膵臓がんの90%以上は外分泌系がんで、主に膵管腺癌(膵管から分泌される酵素を産生する細胞のがん)です。
- 内分泌系がんはインスリンを作るランゲルハンス島の細胞ががん化したものです。
治療法
- 早期発見の場合、腫瘍が膵頭部に限局していればウィップル手術(膵頭十二指腸切除)や膵切除術が行われます。
- 放射線療法や化学療法も併用されます。
- 進行期では症状緩和を目的とした緩和ケアが中心となります。
診断方法
- CT、超音波、MRI、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)などの画像検査が用いられます。
- 腫瘍マーカーCA19-9の血中濃度測定は、がんの進行度や治療効果の評価に役立ちます。
有名人の事例
- 俳優のマイケル・ランダン、パトリック・スウェイジ、オペラ歌手のルチアーノ・パヴァロッティらが膵臓がんで闘病し、逝去しています。
