外分泌膵機能不全(EPI)のときの食事ガイド
外分泌膵機能不全(EPI)とは
外分泌膵機能不全は、膵臓が十分な消化酵素を分泌できず、食べ物の消化がうまくいかない状態です。体重減少や下痢、腹部不快感などの症状が現れます。多くの場合、膵酵素補充療法(PERT)を併用して症状をコントロールします。
食事のポイント
1. 消化しやすい食品を選ぶ
胃腸への負担が少ない食材を中心に摂取しましょう。
- 加熱した果物や野菜(例:リンゴのコンポート、にんじんの蒸し物)
- 脂肪分の少ない肉類や魚、豆腐などのたんぱく源
- 卵(ゆで卵やスクランブルエッグ)
- 低脂肪の乳製品(ヨーグルト、低脂肪チーズ)
- 白米やオートミールなどの精製された穀物
- はちみつやメープルシロップなどの単純糖質
2. 脂肪・食物繊維が多い食品は控える
消化が遅く、ガスや膨満感、下痢を引き起こしやすいので、摂取を減らしましょう。
- 脂肪の多い肉(豚肉、牛肉の脂身)
- 揚げ物全般
- ナッツ類・種子類
- 全粒粉のパンやパスタ
- 豆類やレンズ豆などの高繊維食品
3. 小分けにして頻回に食べる
一度に大量の食事を摂ると消化が追いつきません。1日3食に加えて、間食を取り入れ、1回の食事量を少なめにすることが効果的です。
4. 十分な水分を摂る
脱水は消化不良を悪化させます。食事中・食後に水やノンカフェインの飲料をこまめに摂取しましょう。
5. PERTは食事と一緒に服用する
膵酵素補充薬は、食事中または食後すぐに服用します。投与量は食事中の脂肪量に応じて調整され、医師や管理栄養士の指示に従ってください。
6. 専門家に相談する
医師や登録栄養士に相談すれば、個々の症状や生活スタイルに合わせた具体的な食事プランを作成してもらえます。定期的なフォローアップで、食事内容や酵素投与量の見直しを行いましょう。
