PSA検査の完全ガイド:実施時期・方法・数値の見方

検査のタイミング

米国がん協会によると、米国の男性のうち約6人に1人が前立腺がんと診断されます。前立腺がんや前立腺疾患のリスクが高い人は、早めにPSA検査を受けることが推奨されています。

  • 米国国立がん研究所(NCCN)は、40歳からの検査を推奨しています。
  • アフリカ系アメリカ人や、家族に前立腺がん患者がいる場合はリスクが高く、早期検査が重要です。
  • 米国食品医薬品局(FDA)は、50歳以上の男性、またはリスクが高い男性に対し、年1回のPSA検査と直腸指診(DRE)を推奨しています。
  • 排尿障害や骨盤・背中の痛みなど症状がある場合は、要請に応じて検査を受けることができます。

検査方法

PSA検査は血液検査で、血清中の前立腺特異抗原(PSA)の濃度を測定します。検査は以下の手順で行われます。

  • 血液サンプルを採取し、ラボでPSA濃度を解析。
  • 前立腺がんの早期発見だけでなく、過去にがんと診断された患者の再発モニタリングにも使用されます。
  • PSA検査は、デジタル直腸診(DRE)と組み合わせて前立腺がんスクリーニングを行うのが一般的です。

デジタル直腸診(DRE)の流れは次の通りです。

  • 患者は横向きに膝を曲げるか、前かがみの姿勢を取ります。
  • 医師は潤滑した指を直腸に挿入し、直腸壁越しに前立腺の形状や硬さを触診します。
  • 検査中に排尿欲求や軽い不快感を感じることがありますが、通常は短時間です。

検査前に血液サンプルを採取し、前立腺生検(超音波ガイド下での針刺し)を受けた場合は、生検前後数週間の血液採取が必要です。

PSA検査の数値の見方

検査結果が出たら、医師は以下の基準でPSA値を評価します。

  • 正常範囲:4.0 ng/mL 未満
  • 4.0〜10.0 ng/mL:がんの可能性は約25%
  • 10.0 ng/mL 超:がんのリスクは約67%に上昇

PSA値が高い場合、前立腺生検が実施されます(直腸超音波ガイド下での組織採取)。診断が確定したら、治療方針が決定され、治療効果の評価のために再度PSA検査が行われます。血中PSAが極めて低い、または検出できないレベルにまで低下すれば、治療は成功したと判断されます。

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