PSA数値は何を意味するのか?
前立腺特異抗原(PSA)は、前立腺の細胞がごく少量分泌するタンパク質です。泌尿器科医はこの数値を測定し、前立腺の健康状態や疾患の可能性をスクリーニングします。
測定単位(ナノグラム)
PSAは血液1ミリリットル中の抗原量を「ナノグラム/ミリリットル(ng/ml)」で表します。ナノグラムは1億分の1グラム、ミリリットルは1千分の1リットルです。
正常範囲
正常とされるPSAの範囲は医師や検査機関、個人差により多少異なりますが、一般的には1〜4 ng/ml が基準とされています。
年齢とPSA
加齢に伴い前立腺が肥大するため、PSA値は上昇しやすくなります。医師は年齢を考慮して結果を評価します。
高いPSA値
PSAが高い場合は前立腺肥大(良性前立腺肥大症)や前立腺炎が考えられます。高値の男性のうち前立腺がんと診断されるのは約25%です。
低いPSA値
低い数値は望ましいものの、偽陰性も起こり得ます。肥満や特定の薬剤(例:ステロイド、5α還元酵素阻害薬)を使用していると、PSA産生が抑制されて低く測定されることがあります。
がんとの関係
PSAが上昇していても必ずがんというわけではありませんが、前立腺がんと診断された患者の約75%はPSAが高い状態です。
