前立腺がんの検査手順とポイント

前立腺は膀胱のすぐ下に位置するくるみ形の腺です。前立腺がんがあると、失禁、頻尿、排尿困難、尿に血が混じるなどの症状が現れることがあります。しかし、多くの場合、症状はがんが進行するまで現れず、45歳以上の男性にとって主要な死亡原因の一つです。現在、早期発見のための検査はなく、症状が出た時点でがんを検出する検査が行われます。

検査手順

  1. 1. 直腸診(DRE)

    医師が潤滑剤を塗布した手袋をはめた指を直腸に挿入し、前立腺の硬さやしこりを触診します。硬さが均一であれば正常と判断され、しこりが触れた場合は追加検査が推奨されます。

  2. 2. PSA血液検査

    前立腺特異抗原(PSA)の血中濃度を測定します。PSAは前立腺でのみ産生されるため、血中レベルが高いと前立腺がんの可能性が示唆されます。

  3. 3. 超音波検査(経直腸超音波)

    潤滑したプローブを直腸に挿入し、音波で前立腺の画像を取得します。これにより前立腺の大きさや異常部位を視覚的に確認できます。

  4. 4. 前立腺針生検

    超音波画像をガイドに、針で前立腺組織を数箇所採取し、顕微鏡でがん細胞の有無を検査します。

  5. 5. 尿中PCA3検査

    前立腺がん細胞はPCA3という遺伝子を多く産生します。尿中に排泄されたPCA3の量を測定することで、がんの有無を補助的に判断できます。

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