前立腺がんの腫瘍評価
グレイソン分級 (Gleason Grade)
前立腺がん細胞は1から5のグレードで評価されます。このグレードは、がん細胞が正常な前立腺細胞にどれだけ似ているかを示します。グレード1は正常細胞に最も近く、グレード5は大きく異なります。グレード2〜4はその中間です。
グレイソンスコア (Gleason Score)
がん組織は複数の分化度合いの領域を持つことが多く、主要な2つの領域のグレードを合計してスコアを算出します。スコアは2から10まであり、数値が大きいほど増殖・転移のリスクが高くなります。
その他の評価要素
グレードとスコアに加えて、医師は以下の点も評価します。がんが認められた組織サンプルの数、各サンプル中のがんの量、がんが前立腺の片側または両側に存在するかどうかなどです。
病期(ステージ)
グレイソンスコアに加えて、直腸診やPSA検査などの検査を実施し、がんが前立腺内に留まっているか、あるいは他部位へ転移しているかを判断します。
予後
医師は5年生存率を予後の指標として用います。米国がん協会のデータによれば、前立腺や近傍部位に限局した腫瘍は5年生存率が100%です。一方、遠隔リンパ節や他臓器へ転移したステージ4の患者は約31%の5年生存率です。
