放射線療法の内容とは

放射線療法(放射線治療)は、がん治療の一つで、X線・γ線・粒子線などの電離放射線を用いてがん細胞を破壊し、増殖を抑制します。

1. 診察・相談

放射線腫瘍医(放射線腫瘍専門医)との初回相談で、病状の評価、適応する放射線療法の種類、期待される副作用やリスクについて説明を受けます。

2. 画像検査と治療計画

CT、MRI、PET などの画像検査を行い、腫瘍の位置・大きさを正確に把握します。これらの情報を基に、照射部位と線量を最適化した治療計画を作成します。

シミュレーション(位置決め確認)

実際の治療前にシミュレーションを実施し、患者は治療台に実際の姿勢で横たわります。これにより、毎回同じ位置で照射できるようにマークや装置を設定し、快適さも確認します。

3. 放射線治療本体

治療は通常、平日(週5回)に数分から10分程度のセッションで行われ、総照射回数や期間はがんの種類・ステージにより決まります。

4. 放射線の照射

リニアック(線形加速装置)から高エネルギーの放射線ビームが照射部位に向けて放出されます。ビームはコンピュータ制御で形状や強さを調整し、がん細胞に集中させつつ、周囲の正常組織への影響を最小限に抑えます。

5. 経過観察・フォローアップ

治療中は医療チームが定期的に副作用や腫瘍の反応を評価し、必要に応じて対処します。治療完了後も定期的な検診や画像検査で再発や長期的な健康状態を確認します。

放射線療法は局所的にがんを制御する主な手段であり、手術、化学療法、免疫療法などと組み合わせて総合的ながん治療計画を構築します。

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