皮膚がん検出・予防月間
起源
米国皮膚科学会(American Academy of Dermatology)は、1985年に皮膚がん検診プログラムを開始しました。それ以来、約200万人が危険な皮膚状態の検査を受けました。1995年には5月の第一月曜日を「メラノーマ・マンデー」と定め、致死率の高いメラノーマへの関心を高め、日差し対策を呼びかけています。
統計
米国がん協会(American Cancer Society)によると、米国では毎年100万件以上の皮膚がんが報告されており、がん全体の中で最も頻度が高いです。皮膚がん全体のうちメラノーマは5%未満ですが、死亡者の大半を占めます。白人の生涯リスクは1/50、アフリカ系アメリカ人は1/1,000です。
早期発見の重要性
皮膚がんは早期に発見すれば高い治癒率が期待できます。メラノーマがリンパ節に転移する前に見つかれば、5年生存率はほぼ100%です。定期的な自己検診で、がんになる可能性のあるほくろを早めに発見できます。
予防方法
米国皮膚科学会が推奨する予防策は次の通りです。屋外に出る際はSPF15以上の日焼け止めを塗り、2時間ごとに塗り直す。長袖の服、帽子、サングラスを着用し、午前10時から午後4時の最も紫外線が強い時間帯は直射日光を避けます。また、日焼けサロンの利用はがんリスクを高めるため控えましょう。
自己検診の手順(A‑B‑C‑D‑E)
米国皮膚科学会は、皮膚がんの自己検診に「A‑B‑C‑D‑E」ガイドラインを提案しています。
- A(Asymmetry):ほくろが左右対称でないか確認。多くは円形で対称です。
- B(Border):境界が不規則またはぼやけていないか。
- C(Color):色が不均一、または濃くなっていないか。
- D(Diameter):直径が6mm(鉛筆の消しゴム程度)を超える場合は皮膚科医に相談。
- E(Evolving):形や色が変化していないか。変化があれば専門医に受診。
5月は皮膚がん検出・予防月間です。多くの皮膚科医が無料検診を提供していますので、ぜひ受診をご検討ください。
