子宮筋腫(子宮平滑筋腫)について知っておくべきこと
子宮筋腫(子宮平滑筋腫、レイオミオーマとも呼ばれる)は、子宮の筋層にできる良性腫瘍です。女性の約80%が生涯のどこかで経験するとされる非常に一般的な状態ですが、ほとんどは小さく症状が出ません。症状が出るのは全体の20〜50%程度です。
主な症状
- 月経時の大量出血や出血期間の延長
- 骨盤部の痛みや圧迫感
- 頻尿
- 便秘
- 背中の痛み
- 脚の痛み
- 不妊や流産
リスク要因
- 年齢:30〜50歳の女性に多く見られます。
- 人種:アフリカ系アメリカ人女性の罹患率が高いです。
- 家族歴:親族に子宮筋腫があると発症リスクが上がります。
- 肥満:体重が過剰なほどリスクが増加します。
- 既往症:糖尿病、高血圧、甲状腺疾患などがあるとリスクが高まります。
治療法
症状の程度に応じて治療方針が決まります。
- 軽度の症状:経過観察で治療が不要なこともあります。
- 中等度〜重度の症状:以下のような選択肢があります。
- 薬物療法(ホルモン薬などで筋腫を縮小)
- 手術(筋腫摘出術や子宮全摘出術)
- 子宮動脈塞栓術(UAE):血流を遮断し筋腫を縮小させる低侵襲法
- MRIガイド下高強度集束超音波治療(MRgFUS):超音波で筋腫を破壊する非侵襲的手法
子宮筋腫の症状が疑われる場合は、早めに産婦人科を受診し、正確な診断と適切な治療を受けましょう。
