ADHDの代替治療法

20年以上にわたり、ADHDはリタリン、アデラル、コンセータなどの刺激薬で治療されてきました。これらは集中力向上や過活動抑制に効果がありますが、吐き気や抑うつなど副作用が出やすく、耐性がすぐにできて効果が薄れることがあります。また、薬は症状を管理するだけで根本的な治療にはなりません。そのため、近年は代替療法への関心が高まっています。

催眠療法

催眠は暗示の力を利用した代替療法です。催眠術師は穏やかな言葉と音楽で被験者を深いリラックス状態に導き、集中力や落ち着きが向上するような肯定的な暗示を繰り返します。ADHDの患者には「集中できる」「静かに座れる」などのフレーズが用いられます。施術は高額になることが多く保険適用外ですが、オンラインで手軽に購入できる録音教材も多数あります。

Feingold食事法

1940年代に小児科医・アレルギー専門医のベン・F・フェインゴールド博士が提案した食事療法です。合成食品添加物(人工着色料や保存料)を除去することで、ADHDを含む様々な行動障害の改善が期待できます。詳しくは『Why Can't My Child Behave?』などの書籍を参照してください。

ニューロフィードバック

ニューロフィードバックは脳波をリアルタイムでモニタリングし、異常な波形を自己調整させることでADHD症状を改善する方法です。電極を装着し、複数回のトレーニングを通じて「正常な」脳波パターンを学習します。2009年6月のJournal of Neuroscienceのメタ分析でも、集中力向上と過活動低減に有効と報告されています。

グリーンタイム(自然時間)

作家リチャード・ラヴが提唱した概念で、自然環境に触れることが集中力を高めるとされています。具体的なメカニズムは不明ですが、森や公園を散策するだけでも精神的リフレッシュにつながります。

魚油(オメガ3)

心血管健康やコレステロール低下に効果があることで知られる魚油は、EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)というオメガ3脂肪酸を豊富に含みます。EPAは気分調整と集中力向上に寄与します。ADHDの補助療法としては、EPA含有量が高い製品を選び、1日4〜8カプセル(8,000〜16,000 mg)を目安に摂取すると良いでしょう。

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