ティーンエイジャーのADHD症状の見分け方
ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、米国の10代の約3〜5%が罹患しています。学業成績の低下、行動の問題、対人関係のトラブルなどが主な影響です。放置するとリスク行動や薬物・アルコール乱用の危険性が高まります。
ADHDの主な症状
1. 不注意
- 聞き取りが不十分で指示を忘れる
- 一つのことに集中できない
- 課題の完了が遅れる、忘れ物が多い
- 組織化が苦手で物を失くすことが頻繁
- 課題を避ける傾向がある
これらの症状が日常生活や学業に支障をきたす程度であることが診断のポイントです。
2. 多動性
- 席に座っていられない、落ち着きがない
- 静かな環境でも話し続ける
- 教室で座り続けることが難しい
- 常に落ち着きがなく、頻繁に体を動かす
上記の行動が複数の場面で見られ、機能障害を引き起こす場合に診断対象となります。
3. 衝動性
- 授業中に手を挙げずに答える
- 考えずに行動しがち
- 計画や整理が苦手
- 他人の会話を頻繁に遮る
衝動的な行動が日常生活に影響を与えるほど顕著であることが診断基準です。
診断の流れ
学校の教師やカウンセラーが学業・行動面で懸念を示すことがきっかけとなります。保護者は小児科医、心理士、精神科医などの外来医療機関に相談します。診断は、本人の自己報告や構造化面接、必要に応じて心理検査や教師・保護者からのチェックリストを組み合わせて行われます。
治療法
主に以下の二つが組み合わされると効果的です。
- カウンセリングや行動療法:心理士や臨床心理士が実施。
- 刺激薬(例:メチルフェニデート)による薬物療法:医師が処方し、食欲減少、体重変化、睡眠障害、攻撃性などの副作用に注意しながら月1回の診察で管理。
適切なサポートと継続的なフォローアップにより、学業や社会生活の改善が期待できます。
