ADHDを持つ子どもの行動と対処法
ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、米国の子どもの約8〜10%が罹患している神経発達障害です。主に「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの症状群で構成され、日常生活や学習にさまざまな影響を及ぼします。
不注意に起因する行動
- 集中力が続かず、授業や宿題に取り組むのが難しい。活動がすぐに退屈に感じ、途中でやめてしまうことがある。
- 指示を聞き取れずに混乱したり、時間管理がうまくできず、持ち物や宿題を頻繁に失くす。
多動性に起因する行動
- エネルギーが過剰で、絶えず体を動かしたりそわそわしたりする。
- 教室などで静かに座っている必要がある場面で、いらだちやかんしゃくを起こしやすい。
- しゃべり続けてしまい、周囲の会話を妨げることがある。
衝動性に起因する行動
- 会話の流れを待たずに割り込んだり、思いついたことをすぐに口に出したりする。
- 言葉や行動の結果を考えずに行動し、時に失礼や傷つける発言をしてしまう。
診断
- 血液検査のような単一の検査はなく、行動全体を総合的に評価して診断する。
- 3つの症状のいずれかまたは複数が6か月以上持続すればADHDと診断される。
治療
- 根本的な治癒法はないが、適切な治療で健康で幸福な生活が送れる。
- 薬物療法(例:刺激薬のメチルフェニデートやアンフェタミン系)や、行動療法が中心。
- 行動療法は、子どもが症状に対処するスキルを身につけ、日常生活での機能向上を支援する。
