子どものADHDスクリーニングテスト
予備的条件
ADHDと診断されるには、子どもが3つのサブタイプ(不注意型、衝動過活動型、混合型)のうち2つ以上に該当する行動特性を示す必要があります。不注意型は注意が続かず、課題や指示に集中できない状態、衝動過活動型は順番を待てない、じっとしていられない、過度に話すなどの特徴があります。混合型はこれら両方の特徴が見られます。
さらに、これらの行動は少なくとも6か月間継続し、家庭や学校での日常生活に支障をきたすほど顕著であることが条件です。同年代の子どもと比べて明らかに重い場合、医師は更なる評価を検討します。
初期スクリーニング
医師はまず、子どもの既往歴や家族の健康状態を詳しく聞き取り、聴覚・視覚の検査を行って、注意散漫が感覚障害によるものではないか確認します。また、現在服用中の薬についても確認します。
続いて、子どもの行動パターン、食習慣、性格特性について質問し、うつや不安などの感情・ストレス関連障害を除外します。
追加検査
初回の面談後、必要に応じて小児心理士や行動専門医などの専門家へ紹介されることがあります。さらに、学校の教師や他の保護者からの情報収集のため、質問票を配布し、その回答を診断材料として活用します。
これらの検査を総合的に評価することで、ADHDの有無、症状の重症度、そして最適な治療法や支援策を決定します。
