鼻炎の治療法
米国アレルギー・喘息・免疫学会(ACAAI)のデータによると、4,000万人以上がアレルギーが原因の鼻炎に悩んでいます。鼻炎は必ずしもアレルギーが原因とは限りませんが、慢性的な鼻水、くしゃみ、鼻づまりが主な症状です。根本的な治療法はありませんが、症状を和らげるための方法はいくつかあります。
回避策
花粉やカビの胞子を完全に避けることはできませんが、アレルギー体質の方は朝10時以降に外出するなど、外出時間を調整すると効果的です。窓やドアは閉め、エアコンで室内を冷やすと花粉の侵入を防げます。また、洗濯物は屋内で乾かすようにし、花粉が付着しないようにしましょう。
塩水洗浄
市販の生理食塩水スプレーは鼻腔を洗い流し、粘液を薄めて刺激された鼻粘膜を和らげます。薬局で購入できるネティポットを使って自宅で塩水を噴霧する方法もあります。
経口去痰薬・抗ヒスタミン薬
プソイドエフェドリンやフェニレフリンなどの血管収縮作用を持つ経口去痰薬は鼻づまりを軽減します。ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミン、ロラタジンなどの抗ヒスタミン薬は粘膜の分泌を抑えて鼻水を止めます。ただし副作用があるため、使用前に医師に相談してください。
抗ヒスタミン点鼻薬・去痰点鼻薬
症状に応じて、鼻水を抑える抗ヒスタミン点鼻薬や鼻づまりを解消する去痰点鼻薬を使用できます。去痰点鼻薬は連続使用が3〜4日を超えると、反動性鼻炎を起こす可能性があるため、使用期間は守りましょう。処方箋が必要なものと市販品があります。
免疫療法(アレルギーショット)
通常の薬や点鼻薬、塩水洗浄で効果が不十分な場合、医師はアレルギー免疫療法(アレルギーショット)を提案することがあります。長期的に免疫療法を行うことで、鼻炎の症状が軽減または消失し、体がアレルゲンに対して耐性を獲得することが期待されます。
