造影剤アレルギー対応プロトコル

造影剤アレルギーの認識

造影剤を使用するCTや心臓カテーテル検査では、投与後30分以内に軽度の症状が出ることが多く、最も一般的なのはかゆみを伴う蕁麻疹です。吐き気・嘔吐・寒気・頭痛も報告されます。重症例では喘鳴(気管支収縮)や喉の腫れ、心拍数の変化がみられ、最悪の場合はアナフィラキシーショックに至ります。過去に造影剤に反応したことがある場合は、予約時と検査当日に必ずスタッフへ伝えてください。

蕁麻疹(じんましん)は造影剤アレルギーの代表的なサインです。

造影剤アレルギーの予防

過去に過敏症反応があった、あるいは医師がリスクと判断した場合は、検査前に予防薬を服用するプロトコルが組まれます。主に使用されるのは、ヒスタミン受容体拮抗薬のジフェンヒドラミンと、処方薬のステロイド(プレドニゾン)です。一般的な投与例は、検査の13時間前と7時間前にプレドニゾン50 mgを、検査1時間前にプレドニゾン50 mgとジフェンヒドラミン50 mgを服用します。施設により細部は異なることがありますが、同様のスケジュールが多く採用されています。

予防薬は検査前に処方され、アレルギー反応を抑える役割があります。

造影剤アレルギーの治療

緊急時や予防薬を服用していない場合でも、造影剤投与後に症状が出たらすぐに医療スタッフに伝えてください。症状に応じて静脈内投与の抗アレルギー薬(ジフェンヒドラミン・ステロイド)が迅速に投与されます。喘鳴がある場合は気道拡張薬で呼吸を楽にし、血圧が急激に低下した際はエピネフリン(アドレナリン)で対応します。検査中は常にバイタルサインをモニタリングし、専門医が安全を確保します。

検査中にアレルギーが起きた場合、IV投薬で即座に対処します。

アレルギー - 関連記事