アレルギー性真菌副鼻腔炎(AFS)についての医療情報
米国では毎年1,000万〜1,500万人が副鼻腔炎を患っています。その多くはウイルスや細菌感染が原因ですが、カビや真菌が関与する場合は、より重篤な形態であるアレルギー性真菌副鼻腔炎(AFS)となります。主にアスペルギルス属が原因菌として関与しています。
症状
- 頭痛
- 鼻水と鼻詰まりが交互に現れる
- 粘稠な鼻分泌物
- 鼻ポリープの形成
- 顔面の腫れや不快感
- 口臭
- 平衡感覚の低下(めまい)
診断
- レントゲンやCTで副鼻腔の状態を確認
- 血液検査で炎症マーカーや特異的IgEを測定
- 皮膚アレルギー検査で真菌アレルゲンを特定
- 鼻ポリープや濃厚粘液の存在は診断の重要手掛かり
- アスペルギルス・トラストによると、AFS患者の85%に鼻ポリープが認められます
合併症
- 嗅覚障害
- 気道閉塞による呼吸困難
- 肺感染症のリスク増大
治療法
- 抗菌薬(二次細菌感染が疑われる場合)
- ステロイド(経口または点鼻)で炎症を抑制
- 抗真菌スプレーや内服薬で真菌増殖を阻止
- 生活環境からカビを除去し、再曝露を防止
- 重症例では外科的にポリープや真菌塊を除去
将来の見通し
- ステロイド治療により多くの患者が症状改善を実感
- しかしAFSは再発しやすい慢性疾患
- 免疫調整薬や環境モニタリングの継続が再発予防に有効
