カゼインやミルクタンパク質へのアレルギーを判定する方法

世界中で何百万人もの人が乳製品に対する不耐症を抱えており、実は自分が不耐症であることに気付いていない人も多数います。食物アレルギーを確定する決定的な検査は存在しませんが、血液や尿の検査で体内にアレルギー反応があるかどうかを調べることは可能です。最も信頼できる方法は、症状を観察し、乳製品除去食(エリミネーションダイエット)を実施して症状の変化を確認することです。

手順

  1. 1. 乳タンパク質アレルギーか乳糖不耐症かを見極める

    乳製品に対するアレルギーは大きく分けて「乳糖不耐症」と「乳タンパク質(カゼイン)アレルギー」の2種類があります。乳糖不耐症の場合は、乳糖フリーの牛乳や乳糖分解酵素(ラクトエイド)などで症状が緩和されますが、カゼインアレルギーの場合は乳糖フリー製品でも効果がなく、すべての乳製品を避ける必要があります。血液・尿検査でアレルギーの有無を調べることはできますが、確定診断はできません。最も確実なのは、症状と除去食の結果を照らし合わせることです。

  2. 2. 症状を観察する

    カゼイン不耐症の主な症状は、湿疹やじんましんといった皮膚症状、消化器系の不快感、喘息発作、さらには重篤な場合はアナフィラキシーショックです。乳タンパク質アレルギーは乳幼児期に診断されることが多いですが、成人になってから症状が出ることもあります。上記のような症状が見られたら、カゼイン除去食を試してみましょう。

  3. 3. 35日間の除去食を実施する

    乳製品およびカゼインを含む食品をすべて35日間(2週間でも可能ですが、体内のカゼインを完全に除去するにはできるだけ長く行う方が確実です)除去します。対象となる食品は、牛乳、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームなどの乳製品だけでなく、加工食品の原材料欄に「ミルク」「カゼイン」「乳タンパク質」などが記載されているものも含まれます。除去期間中に症状が改善すれば、乳製品に何らかのアレルギーがあると判断できます。

    除去期間終了後に、乳糖フリーの牛乳(ラクトエイド等)を再度摂取してみます。症状が再発しなければ乳糖不耐症、再び症状が出る場合はカゼインアレルギーと結論付けられます。

  4. 4. アレルギー専門医を受診する

    自己判断だけでなく、アレルギー専門医に相談することをおすすめします。専門医は、除去食だけでは見逃しやすい他のアレルギーや、類似した症状の原因を評価してくれます。かかりつけ医に紹介状を依頼し、適切な検査や診断を受けましょう。

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