慢性特発性蕁麻疹の原因を見つける方法(原因不明の巣箱)

はじめに

蕁麻疹(じんましん)は、かゆみや燃えるような痛みを伴う皮膚の発疹です。赤く盛り上がった膨疹は体のどこにでも現れ、耳の中や鼻、口の中まで広がります。多くの場合、健康に大きな危険はありませんが、重症例では喉の腫れや呼吸・嚥下困難を引き起こすことがあり、すぐに医療機関を受診する必要があります。

蕁麻疹の主な原因

アレルギー(薬剤反応を含む)が最も一般的です。その他、感染症、圧迫・摩擦などの接触刺激、温度変化(熱・寒さ)、日光、虫刺され、激しい運動なども誘発します。

10〜20%の人が一度は経験し、急性の症状は24時間以内、数日で治まりますが、6〜8週間続くこともあります。8週間以上続く場合は慢性化し、再発を繰り返す可能性があります。本記事はそんな慢性特発性蕁麻疹に悩む方への道しるべです。

必要なもの

  • 根気

ステップバイステップの対処法

  1. アレルギー専門医(免疫学者)へ受診

    受診までの間、食事や発疹が出た時間、着用した衣類、使用した石鹸・香料・洗剤、接触した動物、カビが生えている場所(地下室やガレージなど)や屋外活動などをすべて記録した日誌をつけましょう。

    免疫学者は皮膚プリックテストや食物アレルギー検査を行い、約140項目をチェックします。皮膚に少量の試料を刺すだけで、反応があれば赤く腫れた膨疹が出ます。全て陰性ならアレルギーは原因から除外できます。抗ヒスタミン薬やプレドニンで症状は和らげられますが、根本原因は治りません。

    アレルギーが除外されたら、血液検査で肝機能、白血球数、甲状腺機能、狼瘡、自己免疫疾患、肝炎、トリヒノーシス、ライム病、ヘルペスなどを調べます。検査結果は後日医師から通知されます。

  2. 皮膚科医の受診

    血液検査で異常がなければ、皮膚科医に診てもらいましょう。皮膚の状態を詳しくチェックし、必要に応じて皮膚生検を行い血管系の疾患を除外します。

    医師側でほとんどの原因が除外されたとしても、蕁麻疹が続くことがあります。諦めずに次のステップへ進みましょう。

  3. 精神科・心理カウンセリング

    最後に、精神科医や心理カウンセラーの受診を検討してください。慢性特発性蕁麻疹は、ストレスや不安が大きく関与していることが近年の研究で明らかになっています。適切な精神的サポートは症状の改善につながる可能性があります。

まとめ

原因不明の慢性蕁麻疹は診断が難しいですが、上記のステップを順に踏むことで、アレルギー・内科的要因・皮膚疾患・精神的要因を体系的に除外できます。根本原因が見つからなくても、適切な対症療法と生活習慣の見直しで症状のコントロールが可能です。

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