中耳と副鼻腔の感染症
中耳と副鼻腔は解剖学的に近いため、感染症が同時に起こりやすいです。風邪やアレルギーが原因で片方に感染が起きると、粘膜の腫れや鼻汁の過剰分泌が耳へ広がり、逆に耳の感染が副鼻腔へ波及することがあります。適切な薬物治療を行えば、ほとんどのケースは速やかに回復します。
原因
- 風邪やインフルエンザなどのウイルス感染
- 花粉やハウスダストによるアレルギー反応
- 免疫力低下による二次細菌感染
- 過度の鼻づまりと粘液過剰分泌が中耳へ影響すること
治療法
- 細菌性の場合は医師の処方する抗生物質が主な治療です。
- 鼻づまりが強いときは、市販の鼻炎薬(デコンジェスタント)や粘液溶解剤を併用すると症状緩和に役立ちます。
- 症状が軽い場合は十分な休養と水分補給で自然治癒を促すこともあります。
主な症状
- 激しい鼻づまりと鼻水
- 耳や頭部の痛み、圧迫感
- 聴力低下や耳の分泌物
- 発熱や悪寒を伴うこともあります
予防策
- 鼻づまりを早期に感じたら、すぐにデコンジェスタントや鼻洗浄で対処する。
- 風邪やアレルギーの兆候があるときは、手洗い・うがいで感染拡大を防ぐ。
- 十分な睡眠とバランスの良い食事で免疫力を保つ。
合併症
- 治療が遅れると、感染が胸部、眼球、さらには脳へ広がり、重篤な状態になることがあります。
- このような場合は入院が必要となり、専門的な治療が求められます。
